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平安堂のブログ

高取保育園の園長先生のお話を聴いてきました!

2018年1月29日

バイオリンク, 子宝,

幸山です^^

 

突然ですが、
福岡にある「高取保育園」をご存じでしょうか??

 

映画やドラマ化された実話エッセイ「はなちゃんのみそ汁」の
はなちゃんも通っていた保育園というと
ピンと来る方もいらっしゃるかと思います。

 

高取保育園は、
毎日の給食に、有機栽培の玄米や野菜を使った和食を出すなど
昔ながらの「食」を通じた保育を実践していることで有名な保育園です。

 

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今回、バイオリンクのクロレラ工業さんのご縁で
その園長先生のお話をうかがうチャンスをいただきました。

 

私も以前から興味があって
元園長の西福江さんの著書や保育園のレシピ集も持っていたくらいなので
とても楽しみにしていました。

 

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お話をうかがって印象に残ったのが、
先生の温かい笑顔と優しい博多弁^^

 

ノビノビと遊ぶ園児たちと過ごしていると
笑わせてくれるような場面に度々出くわすそうで、
無邪気な子供たちと接する時間を楽しみながら
温かい眼差しでその成長を見守られていることが想像できました(*^-^*)

 

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園長先生からは
日頃、保育園で実践されていることを中心にお話がありました。

 

いくつかご紹介します。

 

★玄米和食

 

無農薬・低農薬の有機栽培で育った玄米、旬の野菜、
調味料は自然醸造の厳選されたものを使った和食が給食の定番。

 

おやつも、甘いお菓子ではなく、おにぎりが基本。

 

牛乳・卵は一切使わず、砂糖も年に5~6回しか使わない。
(砂糖は、ぜんざい、おはぎ、煮豆など、砂糖じゃないとどうしてもおいしくならない時のみ)

 

命あるものが命を育む、日本人に一番合った食事とは、
ということを追求して行きついたカタチで、

 

毎日こうした給食・おやつをとることで、
入園時にはひどかったアトピーも
ほとんどの子が年長さんになる頃には緩和されているそうです。

 

 

★「食」に積極的に関わらせる

 

味噌、梅干し、らっきょう漬け、干し柿、たくあん、バケツで田んぼ
天然酵母からのパン作り、など

 

また、明日の分の玄米を研ぐ、おやつのおにぎりを握る、
茶碗を洗う、給食を取り分ける等も子供たちに毎日させているそうです。

 

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こうした体験から
物事には段取りが必要なこと、
手間暇をかけることでおいしいものが作られることを学び、
食に対する関心も自然と高まっていきますよね。

 

さらに、子供たちはこうした作業を嫌々どころか、
「ハーイ!」と喜んでやってくれるそうで、

 

そうしたくなるような動機付けについても
いろいろと工夫をされているのだろうなと思いました。

 

 

★母乳育児を中心に

 

「人は人のお乳で育つべき」ということで、(ミルクを全否定するわけではありませんが)
昼間でも母親が授乳に来られる場の提供や冷凍母乳の持参を受け入れている。
(4カ月の子でもミルクを一滴も足さずに保育できたことがあるそうです。)

 

どうしても母乳が足りない時には、「玄米クリーム」を代わりに足す。
(保護者対象に、玄米クリーム作りの講習もする。)

 

 

この他にもたくさんのお話がありましたが、
そんな中でも非常に印象的だった園での教育方法です。

↓↓↓

 

園で使う食器はプラスチックなどではなく、落とすと割れる食器です。

 

それを園児が割ってしまった場合、
その食器を持って職員室へ行き、
割れた理由やまた繰り返さないようにするにはどうすれば良いかなどを
話し合い、本人に言わせるそうです。

 

また、その食器を家まで持ち帰らせ、
両親にも同じように割れた理由や対策を話させ、
最後は家で処分してもらう。

 

「食器を割ってしまった」という一つの出来事から
物を大切に扱うことはもちろん、
自分で考え、言葉で伝える力も養われます。

 

園児相手に「そこまでやるの!?」と一瞬思いましたが、
これでクレームは過去に一度もないそうです。

 

元園長の西さんは
「どんなことも保育へつなげよう」ということを常々おっしゃっていたそうです。

 

現在の園長の松枝先生は今年度就任されたばかりですが、
もともとスタッフとして長い間勤務されていただけあって
そんな西さんの意志をしっかりと受け継いでおられることも
お話をうかがっていて感じました。

 

また今、自分も母親という立場にあるせいか、
今回一番ドキっとしたのが

 

「子供は選べない」

「大人が出したものを食事と思って食べる」という言葉でした。

 

園の子供たちは、玄米和食の給食を前にすると
動き回ること等なく食べることに集中するそうです。

 

「とにかくお腹をすかせること」

そのために毎日小さな子でも外で思い切り遊ばせる。

 

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「時間が来たから食べる」ではなく「お腹が空いたから食べる」、

 

当たり前のことですが、

毎日、1歳の息子の食事に向き合っていると、
このことをすごく感じされられます。

 

大人の都合で食事のタイミングが早めの時なんかだと
食事の進みが遅かったり、選り好みして気に入らないと
ベーっと吐き出してしまうこともしばしば、、、

 

それに対して、
よく遊んでお腹が空いていると、
食事の時の姿勢が全然違います。

 

まず姿勢は前のめり、

 

口から迎えに来るように
差し出したものはほぼ全て受け入れるし、
自分からも積極的に食べ物をつかんで口へ運びます。

 

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「何を選ぶか」

 

すでに息子は保育所ではいろんなものを食べてきていますし、
甘いお菓子やスナック菓子を与えれば喜ぶのはわかっていますが、

 

「三つ子の魂百まで」と言いますし、

 

せめて3歳までは
甘いお菓子は当たり前じゃないということを教えるため

家庭での食べ物選びには特に気を付けようと

今回改めて思いました。

 

高取保育園には、
県内外からの視察・見学者も方も多いようです。

 

園の方針に共感し、実践する家庭や教育施設が増えてくれたら、
日本の子供、だけでなく大人の病気や犯罪も減り、
日本の未来がより明るくなっていくのではないか、
そんなイメージまで湧いてきました。

 

いつか、福岡へ行くチャンスがあれば
息子を連れて見学に行ってみたいです^^

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