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平安堂のブログ

緑(青)は心を癒す 「休日は自然に触れよう!」

2019年5月14日

漢方, 神経症, 育児・母乳,

こんにちは!薬剤師の幸山です^^

初夏の陽気が感じられるようになり
外へ出るのが気持ちよくなりましたね!

暗くて寒い冬の間は、どうしても家にこもったり、
外出しても屋外の施設がほとんどだった、という方も
「自然」に触れる時間をどんどん増やしてほしいと思います。

というのも、

スマホをはじめ、パソコンやテレビ、ゲームなどの
電子機器に触れることが日常的に多くなっていたり、
ショッピングモールなど屋内で楽しめる施設も充実している現代では、
意識をしないと「自然に触れる」という機会が自然と減っていきやすいからなんですね。

ゴールデンウィーク後に多い「五月病」

3月~4月の卒業・入学・入社といった生活環境の変化で
気持ちが浮き沈みすることが重なったり、
春から初夏の寒暖の繰り返しに体がまいって、
ちょうどゴールデンウィーク明け頃から体調を崩してしまう「五月病」、

症状はいろいろとありますが、
代表的なのは「やる気が起きない、うつ症状、睡眠障害、食欲が落ちる」といったものがあります。

◆東洋医学の世界でも

春は「肝」(自律神経)が弱りやすい季節とされていて、
春になると決まって落ち着きがなくなったり、
仕事を変わりたくなったり、体調を崩すという人は
「肝」に疲れがあることが多いと言われています。

実際に店頭でも、
この時期は精神面や自律神経の不調による症状のご相談が増える傾向に…。

日が長くなり暖かさが増してきた今、
どんどん外へ出かけましょう!

◆公園で20分過ごすだけでも違う!

緑豊かな公園で20分過ごすだけでメンタルヘルス(心の健康状態)が向上するという研究結果があります。

滞在時間は長いほど良く、
ウォーキングなどの運動も加わるとさらに良いそうですが、
20分静かに過ごすだけでも効果があるというのが
ハードルが低くて嬉しい情報ですよね!

さらに自然豊かな環境は、高血圧や2型糖尿病などの生活習慣病にも
良い効果が現れること、ウォーキングも街中より公園のほうが
健康への効果が高いことが分かっています。

◆子どもに関しても…

自然豊かな環境で育った子供は,
大人になってから精神疾患を発症するリスクが55%も低下するとも言われており、幼少期の生活環境がもたらす影響力の大きさを思い知らされますね。 

自然の近くで暮らすことで、身体活動レベルが向上したり、他者との連携など社会性の強化、認知発達が改善される可能性も示唆されているそうです。

 

◆緑(青)は精神安定の色

東洋医学の観点からも、緑色には人の心を安定させる「癒し」の効果があるとされています。
例えば、青い海や山の緑を見ると気持ちが和らぐのは、
青や緑という色が人間の五臓(肝・心・脾・肺・腎)の「肝」(自律神経)の働きを安定させる色であるからというのがあります。
このことから寝室や子供部屋、服装にも緑や青を取り入れると心身がリラックスして体の再生能力が高まるそうです。

 

◆春~初夏を上手に乗り切る食生活

暖かさが増してくると、
脂っこいものにビールや炭酸をグビグビっといきたくなりますが、
肝臓に負担のかかる食生活はNG!
たまのお楽しみに留めましょうね♪

【控えめにしたいもの】
 ・油の多い物(洋食、肉類、ナッツ類)
 ・唐辛子などの強い辛味 
 ・甘いもの(白砂糖)

【積極的に摂りたいもの】
 ・昔ながらの発酵食品(味噌汁が最高)
 ・春野菜や野草 
 ・優しい辛味(大根・玉ねぎ・白ネギ・生姜など)

 

暑さが厳しくなる前に、自然の中で過ごす気持ち良さや
季節の食材のおいしさを味わって
心の健康も保っていきましょう!

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