平安堂のブログ

葉酸サプリの選び方

2019年7月2日

「葉酸」といえば、妊活・妊娠中の女性が使用しているサプリメントでダントツ人気の栄養素。
「うつ病などの心の病の3分の1が葉酸不足」とも言われ、最近では妊娠以外の分野でも注目されています。

◆なぜ葉酸が妊娠中に重要なの？

葉酸はビタミンＢ群の一種で、造血やアミノ酸の合成など身体の各細胞を作るのに必要不可欠です。
細胞分裂が正しく行われるために必須の栄養素であることから、特に細胞分裂が盛んな妊娠初期に不足すると神経系の障害を持つ子供が生まれるリスクが高まることが分かっています。

◆人工葉酸の問題点

一方で注意したいのが、妊娠中の「人工葉酸」の摂取が小児期のアレルギー発症リスクを高くするという報告があること。

葉酸には、食べ物から摂取するのと同じような「天然葉酸」、人工的に合成された「人工葉酸」、2種類に大きく分かれます。
英語圏ではこれが区別されているそうですが、日本では天然と人工の違いを明確にせず、「葉酸」とだけ表記されることが多いのが現状。。。そして市販の葉酸サプリのほとんどが、安価な石油由来の人工葉酸です。
人工葉酸は、今までにも副作用の報告が上がっており、その中でもアレルギーや蕁麻疹は代表的なものです。

◆日本人の約半分は人工葉酸を代謝できない

人工葉酸は、肝臓で代謝され「メチル葉酸塩」に変換されないと体内で利用されません。
ところが、変換する遺伝子に異常があった場合、人工葉酸しか摂っていないと体内で利用できる葉酸が不足し、ホモシステインという物質が蓄積します。
ホモシステインが蓄積し、血中濃度があるレベル以上になると、うつ病、動脈硬化や脳梗塞などの循環器疾患、認知症の発症リスクが増加する、ということが、世界的に多くの研究からわかってきているそうです。
この遺伝子異常の人の割合は「日本人の40～50％」。「２人に１人」とかなり高い割合です。
葉酸サプリを摂るなら、
食事から摂るのと同じように吸収・利用できる「天然葉酸」を選んでくださいね！

◆大事な時期だからこそ
「添加物」にも気を付けてほしい！

妊活サプリの多くには、葉酸などの必要な成分の他に添加物が使われています。
この添加物の中でも要注意なのが「二酸化チタン（酸化チタン）」。発ガン性、神経毒性、胎児の発育阻害と精神神経発育障害などの問題が指摘されています。
この物質が非常に多くの妊活サプリに含まれているそうです。
今のんでいるサプリの原材料を確認しましょう。

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