平安堂のブログ
冬の漢方健康教室を行いました!
2020年1月29日
幸山です^^
1月10日、今年最初の健康教室を開催しました。
今回は、
「いつまでもイキイキした人生を送るコツ ~転ばぬ先の鹿茸・亀板~」
というタイトルで、
救心製薬の学術部より滝尾先生をお招きし、7名のお客様と一緒に勉強しました。
滝尾先生は、
私たちも日頃、研修会でお世話になることが多く、
若手ながら全国でも引っ張りだこの人気講師です^^
「漢方」というと難しいイメージを持たれる方も多いかと思われますが、
素人さんでも分かるように、やさしく、楽しく話を進めてくださいました。
その内容をちょこっとだけご紹介します。
今回のメインテーマは、「腎精(じんせい)」!
「腎精」とは、言い換えると「生きる元気の源」のこと。
「腎精」は、
・生まれながらに両親から授かった「先天の精」、
・飲食などの生命活動の中から作り出していく「後天の精」
の2種類に分けられます。
「腎精」は、20代をピークに年々枯渇していき、その結果…
・薄毛・白髪といった「髪の悩み」
・「脳の老化」→物忘れや集中力低下
・「骨・筋肉の老化」→骨粗しょう症・寝たきり
・血液を作る骨髄の老化→貧血・血色不良
といった、さまざまな「老化現象」が現れる大きな要因になります。
ということは、、、
腎精を消耗しやすい生活習慣を見直し、
腎精を上手に補っていくこと、
こうしたことで、さまざまな老化現象を遅らせることができるということにもなります。
かつては天皇陛下も愛用していた!?不老長寿の高貴薬「鹿茸」
そこで紹介されたのが、
「鹿茸(ロクジョウ)」という動物生薬!
鹿茸は、オス鹿の幼角(ようかく)です。(まだ角化していないツノ)
「3日で10~20㎜」も成長する非常に生命力を秘めた部位なのだそう。
鹿茸は、「高貴薬」に分類される貴重な生薬です。
【高貴薬の条件】
- 少なくとも2000年前から薬効が知られている!
- 入手困難なゆえに、貴重品である!
- いまだ他に置き換えられるだけの薬効を持つものがない!
病院から出される処方薬には、鹿茸などの「高貴薬」が配合されているものはありません!
鹿茸の薬効の最大のポイントは「生精」!
「生精」とは、精を生じさせる、
すなわち鹿茸は、
年々枯渇していく腎精を補充することで、
「歳のせいだから仕方ない…」と諦めてしまいがちな老化現象に対して
薬効が期待できるとても力を持った生薬です。
体を温める力も強いので、
寒い冬が大の苦手で、産後の体力の衰えを感じている私も鹿茸製剤を愛用しています。
この日、私も初めて本物の「鹿茸」を見せて頂きました!
日頃、お世話になっているだけに感激!
ありがたい気持ちになりました~^^
この「鹿茸」や、
鹿茸を配合した漢方薬についてもっと詳しく知りたいという方は、
お気軽にお尋ねください。
また、こうした健康教室を今後も開催したいと考えています。