お知らせ

１０月の営業日のご案内

2020年9月30日

【10月の営業日のご案内】

またまた輿水です(^^)/

お彼岸を過ぎましたが、今曼殊沙華の花が盛りを迎えていますね。

曼殊沙華というと、彼岸の時期に一斉に咲くことから「彼岸花」また、昔からお墓の傍で咲いていることから「死人花」「捨て子花」などと呼ばれることがある残念なお花でもあります。

しかし実はこの曼殊沙華、サンスクリット語で「赤い花」を意味するおめでたい兆しとして天から降ってくるとされる四華の一つと言われています。花が咲いてから葉が生えてくることから別名「葉見ず花見ず」とか、お隣りの韓国では花と葉を同時に見ることができないことから、花は葉を思い、葉は花を思うという意味で「相思華（サンチョ）」という名前で呼ばれるそうです。

素敵なネーミングですよね。

中国発祥で日本に伝わった曼殊沙華は、種子を作って増えることができない球根が分かれて栄養繁殖するので、どの株も同じ性質を持つクローンなのでどこでも同じ時期に咲くそうです。面白いですね。

そんな曼殊沙華の球根には毒があることが有名ですが、水にさらせば毒が消え食用にできることから飢饉に備えることができ、また根から出る物質が雑草の繁殖を防いだり、ネズミやモグラを避ける効果があるそうで、とても有用な植物の一つと言えますよね。

是非野に咲く曼殊沙華を眺めて秋を感じてみて下さいね。